DLNAを使えば、サーバ内の動画や音楽をPS3などのDLNAに対応したクライアントで再生することができる。
最近はテレビ自体にその機能が付いてるものもあるらしいけど、そんなもの持ってないのでPS3での使用を想定する。
使用する環境
とりあえず今回は自分用なので、条件というか、前提がある。
- Ubuntu(サーバ)とクライアントが同じネットワークである
- 再生するクライアントはPS3
- 再生する拡張子はmp4(h.264)のみ
後者は、俺が全ての動画をmp4で持ってるため。
aviとかisoなどの他の拡張子も、ちょっと変更するだけで再生できるようになるけど、それは各自でてきとーに検索してください。
MediaTomb
まずDLNAサーバのソフトであるMediaTombのインストール。
$ sudo apt-get install mediatomb
PS3でサムネイル表示するためにffmpegなどのインストール
$ sudo apt-get install ffmpeg ffmpegthumbnailer
設定ファイルのバックアップを取っておく。
$ sudo cp /etc/mediatomb/config.xml /etc/mediatomb/config_org.xml
設定ファイルをemacsなどのエディタで開き、必要な箇所を書き換える。
$ sudo emacs /etc/mediatomb/config.xml
PS3に対応させる。
<protocolInfo extend=”no”/> → <protocolInfo extend=”yes”/>
ブラウザから操作できるようにする
<ui enabled=”no” show-tooltips=”yes”> → <ui enabled=”yes” show-tooltips=”yes”>
<accounts enabled=”no” session-timeout=”30″> → <accounts enabled=”no” session-timeout=”30″>
必要であればユーザ名、パスワードを自由に変更する。
<account user=”mediatomb” password=”mediatomb” /> → <account user=”ユーザ名” password=”パスワード” />
サムネイルの有効化
<ffmpegthumbnailer enabled=”no”> → <ffmpegthumbnailer enabled=”no”>
日本語の文字化け防止。
<import hidden-files=”no”>
<scripting script-charset=”UTF-8″>
↓
<import hidden-files=”no”>
<filesystem-charset>UTF-8</filesystem-charset>
<metadata-charset>UTF-8</metadata-charset>
<scripting script-charset=”UTF-8″>
上書き保存して、MediaTombの再起動。
$ sudo service mediatomb restart
公開するファイルの追加
ファイルを追加するために、ブラウザからhttp://localhost:49152にアクセスする。
上でユーザ名とパスワードを変更した場合はそれを入力し、そうでなければ両方 mediatomb と入力することでログインできる。
まず Filesystem を選択。
次にDLNAで公開したいディレクトリ、またはファイルがある場所を左のツリーから選択。そして、ファイルを個々に追加したい場合はファイル名の右にある + を選択し、ディレクトリごとなら右上の + を選択する。
ディレクトリの場合、この画像のようなチェック項目が出るので、画像のように選択してSetボタンを押す(説明省略)。
これでPS3のビデオのところに、MediaTombのアイコンが出てるはず。あとは目的の動画のとこまで辿って再生しましょう。
今回は試してないけど、昔ノートPCにUbuntuとMediaTomb入れた時、iPhoneのDLNAクライアントアプリでも再生することができたのでお試しあれ。
関連記事:
- UbuntuをDLNAサーバにする
- Ringtones Phone – MacでiPhoneの着信音作成
- MySQL が “Can’t connect to local MySQL server through socket〜” と表示され接続できない
- UbuntuをWebサーバにする
- Steamが起動しない場合の対処法 その2